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Ayako Hirano

声の大きさについての失敗談



通訳という職業柄、自分の声を聴いていただくことが仕事で、人前で話すということにもそれほど抵抗はなくなってきました。

ただ、過去に人前で話す際の声の大きさに関する失敗をしたことがあり、今でも思い出します。



アメリカで大学院生だったころ、大学や高校の授業にゲストとして招かれ、その授業に関連したトピックについて自分の国の事例や状況を話すという留学生の活動に参加していました。

ある日の大学の授業でのこと、その授業は100人近い学生の入れる大教室でした。

その人数に圧倒されつつ話始めたとたんに、一番前に座っている人にいきなり何か言われたのです。その時緊張していた私は自分の話や英語がわからないと思われているという気持ちになり、そのあとはかなりしどろもどろになりました。

あとでわかったのですが、私の声が小さく聞こえづらかったから、「もう少し大きな声で話してほしい」とその方は言ったそうなのですが、


おそらくその時は声が小さくなった理由は二つ。

1.聴衆の人数が予想以上に多かったため緊張した

2.自分の英語やスピーチの内容に自信がなかった


その時の反省点は緊張すると声が出にくくなる、声が小さいとより自信がなさそうに聞こえるということでした。

それ以来特に人前でプレゼンテーションをする時などは、声が小さくならないように気をつけました。緊張するとのどがつまったような感覚になるので、なるべくのどをリラックスささせることも意識します。わかりやすい声の大きさであれば、その声を聴いた時の第一印象が悪くならず、自然と内容にも耳を傾けてもらいやすくなると思うからです。


とはいえ、今は通訳者としてマイクを使うことが多くても状況によって声の大きさを調整する場面も多々あります。

大きすぎてお客様を不快にしてもいけませんし、小さすぎて聞こえないのも問題です。通訳環境によっても影響をうけるので、日々試行錯誤していますが、マイクでの調整だけではなく、その場にあった聞きやすい声の大きさや発声を自分で確認できる方法があったらいいのなとないものねだりな考えにかられることもしばしばです。


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