先日GAギャラリーにて開催されている「設計のプロセス」展を見に行ってきました。
この展覧会では、図書館、保育園、文化施設などの建築プロジェクトのプロセスが詳細に説明、展示されています。通訳として、建築デザイン・建設のプロジェクトに関わらせていただくこともあり、設計の事例を見れるよい機会となりました。
建築のコンセプトづくりから設計手法、実際に使用した模型などが展示されていましたが、その模型の精巧さと細かさ、作業量の多さに驚かされます。最近はオンラインでの通訳が多かったせいか図面を画面越しに見ることはあっても、通訳中に模型を見ながらということは今まであまり経験がなく、実際の建築のプロセスの一部をこの機会に自分の目で見ることができました。
写真はイメージです
また、GAギャラリーには建築関連の書籍も販売されており、海外で出版された専門書も豊富においてありました。最近では本は電子書籍で読むことが多いですが、やはり実際に本を手に取ってみれる楽しさは電子書籍に勝る良さとしてなくならないことも実感します。予想以上に長居してしまい、欲しい本がたくさんありすぎて困りました。
展示の中でも福岡の太宰府天満宮の仮殿プロジェクトが最も印象に残りました。本殿改修中の3年間だけ使用される仮殿の上に木を植えるというこのプロジェクト。どのように建築、宗教、自然が融合するのか、今年5月にできあがる仮殿を、機会があったらぜひ見に行きたいと考えています。
Comments